経済活性化に尽力、花火大会被害者救済に奔走 谷村紘一・前会頭死去

2021年03月12日 のニュース

 谷村実業取締役会長で、前福知山商工会議所会頭の谷村紘一(たにむら・こういち)氏が10日午前4時50分、出張先の東京都のホテルで、虚血性心疾患により亡くなった。80歳だった。自宅は京都府福知山市下新31-2。通夜は13日午後6時から、葬儀・告別式は14日午後0時30分から、福知山市駅前町417の福知山シティホールで、近親者のみで営まれる。喪主は長男で谷村実業代表取締役社長の建一郎(けんいちろう)氏。

 1997年9月から会頭に就き、福知山産業フェアや中心市街地活性化に取り組んだほか、福知山花火大会の運営を引き継ぐなど、福知山の経済活性化に尽力。2012年には、旭日小綬章を受けた。市自治功労者。

 その一方、2013年の同花火大会屋台爆発炎上事故では、原因は屋台店主だったが、大会主催者として被害者救済の示談交渉に奔走した。19年10月に退任。その後は、名誉会頭に就き、会頭の相談に乗るほか、一歩引いた立場から商議所の活動を見守っていた。

 また、地元選出で元財務大臣の谷垣禎一氏の後援会組織「谷垣会」の会長として、長年代議士を支援。昨年12月には、福知山自衛隊協力会会長として、自衛隊活動の積極的な広報などが評価され、統合幕僚長からの感謝状も受けた。

 今年2月には、谷垣氏が市に寄贈した桜を、福知山城近くのゆらのガーデンに植える植樹式に出席。元気な姿を見せていた。

 谷村実業では後日、お別れ会を開き、故人をしのぶ。詳細は決まっていない。

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