年末年始にコロナ対策徹底を要請 京都府が商工団体に「気を緩めず過ごして」

2020年12月16日 のニュース

 新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況を受け、京都府中丹広域振興局(綾城義治局長)は15日、福知山市内の商工団体を訪問し、年末年始に向けての防止対策の徹底を呼びかけた。

 京都府では11月17日から府独自の3段階の基準で最も厳しい「特別警戒基準」の状態が続いている。さらなる拡大を防ぐため、各事業所に対策を強化してもらう目的で、綾城局長と府中丹西保健所の笹島浩泰所長らが訪問した。

 訪れたのは、福知山商工会議所と市商工会、長田野工業センターの3カ所。感染防止対策の基本のほか、事業所内の消毒方法など、職場で患者が確認された場合の対応をまとめた資料一式を手渡した。

 大江町河守の市商工会本所では、衣川浩行事務局長らが応対。綾城局長は「年末年始は慌ただしい時期なので注意が散漫になりがち。マスクを外したりしないようにお願いします。会員事業者にも、お知らせいただければ」と依頼した。

 笹島所長は「学校や企業で、しっかり感染対策されているので、中丹管内でクラスターは発生していません。しかし、喫煙所で大声で話している人などもいるので、気を緩めずに過ごしていただきたい」と呼びかけた。

 また感染拡大を防ぐため、「体がだるかったり、かぜの症状があったりした場合は、勇気をもって会社を休んでほしい。来年の3月くらいまでは、感染者が急激に収まることはないと思うので、行政の支援制度も活用して、何とかしのいでほしい」と伝えた。

 衣川事務局長は「12月は本来なら稼ぎどき。事業所にとっては大変な面もありますが、改めて気を引き締め、感染防止の対策をしていただくよう、会員企業にしっかり周知していきたい」と話していた。
 
 
写真=コロナ対策の徹底を依頼する綾城局長(右から2人目)と笹島所長(右)=市商工会本所で

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