運転開始から40年超す高浜原発、住民説明会で関電は安全性強調

2020年12月16日 のニュース

 関西電力が再稼働をめざす高浜原発(福井県)1、2号機の安全対策に関する住民説明会を、京都府などが綾部市の府中丹文化会館で開いた。福知山市を含む府内4市2町の自治会長、市町議会議員ら155人が参加。2機とも運転開始から40年を超えていて、安全性を不安視する声もあがった。

 福島第一原発の事故後、2012年の法律改正によって、原発の運転期間は「制限なし」から40年を上限に変更。原子力規制委員会の認可を受ければ、1回に限り20年延長できる仕組みになった。

 高浜原発の1号機は14年、2号機は15年に運転開始から40年が経過し、関電は1、2号機の延長を申請。16年にいずれも認可された。21年の再稼働をめざして、現在は使用前検査などが行われている。

 説明会は、再稼働の必要性を理解してもらい、住民の不安を取り除くのが目的。半径30キロ圏の緊急防護措置区域(UPZ)内にある福知山、綾部、宮津、南丹、京丹波、伊根の6市町と府が合同で12日に催した。舞鶴市は6日に開催済み。

 資源エネルギー庁と関電、原子力規制庁が順に登壇。このうち関電は、1、2号機の安全対策について説明した。原子炉格納容器に鉄筋コンクリートの屋根を設置したり、大型機器や配管などを取り替えたりしたといい、念入りな点検も実施。「40年を超える運転の安全性を確認した」と伝えた。

 資源エネルギー庁は、環境面と安定的な電力供給の観点から、今後も原発の活用が重要で、40年を超える原発の運転も必要との見解を示した。また原子力規制庁は、審査結果などについて説明した。

 質疑の時間には、避難対策を問う質問のほか、安全性を再度確認する声も。関電は「100%安全と考えるのが一番危険。改善を続けていくことが、安全につながる。常にリスクを考えつつ、安全性を追求していきたい」などと回答していた。
 
 
写真=1、2号機の安全対策について説明する関電社員ら

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