開校前の新校舎で一緒に学習 来春統合の3小学校
2020年12月11日 のニュース
来春に統合される京都府福知山市大江町の美河、美鈴、有仁3小学校の1年生32人が8日、来年度から通う同町波美、大江学園の小学校校舎で合同学習をし、新しい小学校の雰囲気を味わった。
3小学校は統合後、大江小学校となり、大江中学校=波美=との小中一貫教育校「大江学園」になる。主に小学生が使う新校舎は大江中の敷地内に造られた。
新校舎は鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積は1111・6平方メートル。普通教室は6室で、1、2階とも多目的コーナーを設けている。
来春の開校を前に、児童たちが新しい学校に慣れ、スムーズに勉強ができるように、見学を兼ねた合同学習をした。
1年生たちは最初に新校舎内を見学。大江中の藤森和夫教頭の説明を聞きながら各階を回り、真新しい保健室やトイレなどに入り、「すごくきれい」と驚いていた。
このあと1階の普通教室で、物の名前を学ぶ国語の合同授業をした。「お店やごっこ」と称して、長机に花屋やパン屋、おもちゃ屋、魚屋などのコーナーを設け、児童たちが売る役、買う役に分かれてやりとりをした。
1年生たちは「いらっしゃいませ」「○○はありますか」など、丁寧な言葉遣いで話し、魚の種類など物の名前を覚えていった。
有仁小の亀井友翔君は「有仁小から離れてしまうのは寂しいけど、新しい学校で早く勉強がしたい」と話していた。
写真=新しい小学校の校舎の普通教室で授業を受ける児童たち