手漉き和紙で卒業証書作る  大江小6年生

2024年11月23日 のニュース

 京都府福知山市大江町波美、小中一貫教育校大江学園の大江小学校(由良正樹校長)の6年生23人は22日、同町二俣二の和紙伝承館で、自分たちが来春受け取る卒業証書に使う手漉きの丹後二俣紙(丹後和紙)を作った。

 市内では伝承館隣の田中製紙工業所が唯一、伝統の手漉き和紙作りをしていて、できた和紙は丹後二俣紙として多くの人たちに愛用されている。

 和紙の証書作りは、大江小統合以前の旧3小学校時代から取り組んでおり、今年も同工業所代表の田中敏弘さん(63)が指導。最初に和紙の作り方や漉き方などを説明した。

 児童たちは木製の「簾桁」を使って、水槽の漉き舟から和紙の原料となるコウゾの繊維が入った溶液をゆっくりとすくい上げた。

 田中さんに「手前から水をくんで」などとアドバイスをしてもらい、簾桁を上下、左右に器用に揺らして、それぞれ1枚の和紙を完成させた。

 男子児童は「左右に振るのが難しかったけど、教えてもらいうまく漉くことができました。きれいな卒業証書を受け取るのが楽しみです」と話していた。

写真(クリックで拡大)=簾桁を揺らして和紙を漉く児童(22日午前9時20分ごろ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。