川口中で生徒が栽培のゴーヤが豊作 朝市で販売して復興支援に

2020年09月05日 のニュース

 京都府福知山市野花の川口中学校生徒会(小阪純花会長)は、校内でゴーヤ栽培に取り組んでいる。収穫した実は地元の人が佃煮にして朝市で販売し、収益金は災害復興支援に役立てることにしている。現在たくさんの実ができていて、生徒たちは毎日のように収穫に汗を流している。

 川口中は2012年度から、授業でゴーヤ栽培をしていて、昨年度からは生徒会の美化・ボランティア委員会(津根響委員長)が「KFP(川中生徒会復興支援プロジェクト)」を立ち上げ、生徒による自主活動として取り組んでいる。

 今年度のKFPには全校生徒48人中36人がボランティア登録。6月26日に、プランター25個にゴーヤの苗を植えた。プランターは職員室がある校舎外に置き、天座区の松田幸男さん(68)から栽培の指導を受けながら世話を続けてきた。

 猛暑の中、順調に育ち、北陵地域公民館から提供を受けた柵をつたってつるが伸び、横約12メートル、高さ約3メートルのみどりのカーテンができている。

 盆ごろから実ができ始め、夏休み中は教職員が、2学期が始まってからは生徒たちが収穫している。4日までに138個が取れ、住所(すみんじょ)朝市代表の審千鶴子さん(75)=住所大山=に渡し、佃煮にしてもらい、8月上旬から朝市に出されている。

 栽培、収穫は今月いっぱい続ける予定。長さ約20センチの大きな実ができていて、葉の茂りも良いという。津根委員長(3年)は「取り切れないぐらいたくさんの実ができて良かった。災害復興支援のため、より多くの実を収穫したい」と話す。
 
 
写真=ゴーヤの葉が繁る緑のカーテンの中に入り、実を収穫する生徒たち

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