学校でフェースシールド作り実習で活用 府立工業
2020年08月29日 のニュース
福知山市石原の京都府立工業高校(大島浩樹校長)は、新型コロナウイルス対策の一環として、顔を覆うフェースシールドを製作し、生徒や教員がイベントや実習などで使っている。
素材はペットボトルなどにも使われる透明なペット板を使用。輪っかになった留め具を頭に装着して使うタイプで、6月に生徒と教員有志で100枚を製作。昨年10月に導入した最新のレーザー加工機で加工をし、留め具と顔を覆うシールド部分は手作業でつないだ。「KOGYO(工業)」のロゴも入れている。
機械テクノロジー科の田中康嗣教諭が中心になって設計し、全校から募った生徒ボランティア10人ほどで一気に作業して完成させた。中学生を対象にした学校見学会といったイベント、対面で作業することもある実習などで活用している。
実習のなかでは工業部品用の型を焼き上げるため暑くなる場面があり、マスクよりも風通しの良いフェースシールドが重宝されている。
機械テクノロジー科1年生の東慶弥君は、「暑い現場ではマスクより良いです。表情も見られるので先生の指示なども分かりやすいです」と話していた。
写真上=実習でフェースシールドを使用している
写真下=オリジナルのロゴも入れた