統合控えエアコン無い大江の小学校、近くの公共施設で授業

2020年07月07日 のニュース

 学校統合を来春に控えた京都府福知山市大江町内3小学校は、新校舎を建設中で、今の普通教室にはエアコンが設置されていない。そこで熱中症予防対策として、空調設備が整っている校外の公共施設や自校の特別教室などで授業を進めている。新型コロナウイルスの影響で休校が続き、遅れた授業を取り戻すため、市立小中学校では夏休みを短縮して授業数を増やすことを決めていて、大江の3小学校は独自の策で、この暑い夏を乗り切る。

3校とも6月26日から机を施設に移動させたり、教材を整えたりして準備にかかり、29日から施設などでの授業を始めた。

学校近くの施設を借りて授業をするのは有仁(南二)、美河(河守中央)両校で、有仁はそばにある昭和集会所と有路上公民館で実施。美鈴(二俣三)はエアコンがある自校の図書室やふれあいルームなどで授業をしている。

美河は3~6年生が大江町総合会館で。1、2年生が隣接の市北部保健福祉センターに「登校」している。

総合会館は4室を確保し、ホールのステージも教室代わりにして机を並べ、ホワイトボードを使い担任が教える。創作活動室も使い、保健室を兼ねた職員室も臨時に設置。給食は総合会館に運んでもらって食べている。会館外にパイプを利用した仮設の手洗い場も設け、各室は換気もしている。

6年の神内芽依さんは「涼しくて、勉強に集中できるので、授業がしやすい」と喜んでいた。

3校とも9月初旬まで対策を続ける予定にしている。


写真=総合会館ホールのステージで授業を受ける美河小児童

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