「光秀大河全話放送を」 ゆかりの福知山市などNHKへお願い文書

2020年05月28日 のニュース

 明智光秀ゆかりの福知山市など京都府、兵庫県、福井県内11市町と京都府などでつくる「大河ドラマ『麒麟がくる』推進協議会」は、光秀が主人公のNHK大河ドラマについて、年内終了にこだわらず全44話の放送を求める「お願い文書」をNHKに郵送したと27日、発表した。

 新型コロナウイルスの影響で撮影が止まり、6月14日以降の一時放送休止が発表されている。

 協議会は光秀大河の誘致に向けて26万筆を超える署名活動などに取り組んできた経緯があり、ドラマ化実現の喜びはひとしおだった。観光振興や地域活性化にも本腰を入れているが、放送回数を減らして年内終了との一部報道もあり、各地は一様に気をもんでいる。

 お願い文書では、ドラマの舞台がこれから「京都丹波」に移ることへの期待、全国の視聴者の関心の高さ、NHKへの激励、ゆかりの地として大河ドラマ盛り上げに一層努めていくことも記した。

 協議会事務局の福知山市秘書広報課は「エールも込めてゆかりの地としての熱い思いを、いま一度伝えさせてもらった」としている。
 
 
写真=光秀が築いた福知山城

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