私学から転換して最初の学生たちが卒業 コロナ対策しつつ福知山公立大

2020年03月24日 のニュース

 京都府福知山市西小谷ケ丘の福知山公立大学(井口和起学長)は23日、1期生の卒業式・学位授与式を同校で開いた。私立大から公立化となって初めて入学した学生が晴れの日を迎え、新たな一歩を踏み出した。

 公立大は北近畿唯一の4年制大学で、旧成美大学から2016年度に公立化。「市民の大学、地域のための大学、世界とともに歩む大学」を基本理念に、地域協働型教育を積極的に展開してきた。

 卒業した1期生は、定員がまだ少なかった地域経営学部地域経営学科45人と医療福祉経営学科12人の計57人。

 式典は新型コロナウイルスの影響を受け、規模を縮小。来賓、保護者の出席を取りやめたほか、学歌の斉唱などを無しにした。出席者は全員がマスクを着用し、席の間隔は一定の距離を確保した。

 卒業証書授与のあと、井口学長は式辞で「公立大に転換したばかりで苦労をかけたと思いますが、不安や懸念を乗り越えて十分に期待に応えてくれました。本当にうれしく、みなさんの成長に感激しています。信念を持って希望に満ちた人生を力強く歩んでください」と門出を祝った。

 保護者らは、子どもの晴れ姿を見ようと、会場外で待機していた。
 
 
写真=卒業証書を受け取る卒業生

Tweet
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。