看護師の家族は陰性 市民病院外来休診20日まで延長
2020年03月10日 のニュース

新型コロナウイルスに介護職員が感染していることが分かった市立福知山市民病院で、9日に新たに感染が分かった同僚看護師について、同居家族は陰性だった。【9日速報参照】
京都府や市民病院によると、看護師(20代、女性)は、6階南病棟の入院患者を担当。大阪のライブハウスを訪れていた同僚介護職員(40代、女性)の感染が7日に判明したのを受け、8日に検査をして9日に陽性と判明、同病院に入院した。9日現在は無症状だが、かなりショックを受けているという。2月に4回、同じ時間帯に勤務していた。
看護師と同居する両親、祖母からは9日に検体を採取し、10日午前に陰性と判明した。
病院は院内で2人目の感染者が出たことから、17日までとしていた救急・外来診療の休診を、20日までに延長した。
介護職員の濃厚接触者数は当初の見込みよりもやや増え、府は7日から家族や医療関係、入院患者ら196人に対してPCR検査を進めており、10日午前までに医師や看護師ら96人の検査結果が出ている。
西脇隆俊知事は「病院の関係者に感染者が出たということで、非常に危惧している。一刻も早く府民のみなさまの不安を解消するためにも、残りの検査について2、3日中に結果が出るように努力したい」とした。
写真=診療中止を伝える臨時の看板が病院入り口に立つ