タブレットでロボットのプラグラミングを試行錯誤 美河小で授業公開

2019年10月18日 のニュース

 小学校で来年度からプログラミング教育が必修化されるのを前に、京都府福知山市大江町河守の美河小学校(中川敏朗校長、121人)は、学校公開日に合わせ17日に3年生のプログラミング学習の様子を初めて公開した。児童たちがタブレット端末、ロボットを使って本格的な実践に取り組む様子を、保護者らが見学した。

 3年生21人はブロックを組み合わせて作ったロボットに、動きを感知するセンサーやライト、電池を取り付け、タブレットでロボットを動かすプログラムを組んだ。

 プログラムの方法は、ロボットへの命令がアイコン化されたものを組み合わせるという内容で、児童たちは人などがロボットに近付いたり、離れたりすると音や光が出るように試行錯誤を繰り返した。

 古寺佑輔君は「ロボットにプログラミングで命令をして、その通りに光がついたり、動いたりするのが面白いです」と笑顔を見せていた。

 学校公開日には保護者のほか、地域から学校運営に関わるコミュニティースクール推進委員も来校。見学した推進委員の溝谷仁司委員長(68)は「子どもたちがタブレットやロボットを使いこなしていてびっくりしました。プログラミングの方法なども、すぐに吸収してくれるんじゃないかと期待しています」と話していた。

 市内では必修化に先駆け、昨年度から推進校を設定して3、4年生にプログラミングの授業を実施。今年度は市立全小学校の3、4年生へと対象を広げている。今後は5、6年生にも授業をしていく予定。
 
 
写真=タブレットでプログラムを考える児童たち

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