水面にかれんな花 畑田池でスイレン見ごろ
2019年06月23日 のニュース
京都府の「ため池百選」の一つ、福知山市野笹の畑田池で、スイレンの花が見ごろを迎えている。池の水面に茂る葉の間からピンクや黄色の花が多数咲いている。
畑田池はもともと、かんがい用の池で、地元住民が池に数株植えたのが始まり。その後、次第に株が増えた。現在は地元自治会など地域ぐるみで管理している。
住民によると、今年は4月終わりごろから咲き始めた。以前は池の大半を株が覆いつくしていたが、近年はシカに新芽を食べられて株数が減っているという。
8月末ごろまで咲き続けるが、一番の見ごろは6月終わりごろから7月中ごろにかけて。藤田博明・野笹自治会長(61)は「午前中に花が開くので、ゆっくりと眺めてほしい。これから梅雨に入り、曇り空になると、一層花が引き立ちます」と話している。
池の周りにはシカ除けのフェンスがあるが、開けて自由に出入りすることができる。自治会では「見終わったあとはフェンスの扉を閉めてほしい」と呼びかけている。
写真=水面に開くスイレン