ひと雨ごとに美しく色付く 丹波あじさい寺・観音寺
2019年06月14日 のニュース
関西花の寺第一番札所で、丹波あじさい寺として知られる京都府福知山市観音寺の高野山真言宗・観音寺(小籔実英住職)で、アジサイが色付き始めた。境内のあちこちで色とりどりに咲いている。
観音寺のアジサイは1960年ごろ、当時の奉賛会員らが、本尊の十一面千手千眼観世音菩薩がご開帳される際、菩薩にたくさんの花を見てもらおうと植栽したのが始まり。年々株を増やし、境内には約100種1万株が植わっている。
今年は6月初めにシチダンカなどのヤマアジサイが色付き始めた。現在はヒメアジサイやセイヨウアジサイなどが目立つようになってきた。
現在四分咲きで、セイヨウアジサイなどが色濃くなり、一番の見ごろとなるのは今月18日ごろからという。
小籔住職(67)は「今年は5月に雨が少なかったことなどから、色付きが例年と比べ3、4日遅いようです。これから梅雨に入ると、ひと雨ごとに色濃くなっていくのではないでしょうか」と話している。
7月7日まで拝観料がいる。大人350円、中学高校生200円、小学生以下は無料。拝観時間は午前9時から午後5時まで。
23日にまつり
今月23日午後1時から同3時30分まで、同寺であじさいまつりが催される。マジック説法やギター、マンドリン演奏などのほか、小籔住職の法話もある。
詩画展開催や限定御朱印授与も
またアジサイが見られる期間中、同寺の詩風館で小籔住職の詩画展を開いている。このほか期間中限定で、アジサイや観音さまが描かれた御朱印を授与する。
写真=参道沿いで色付くアジサイ(12日)