麦畑にコンバイン走る 「せときらら」収穫
2019年06月14日 のニュース
麦の穂が実る「麦秋」を迎え、京都府福知山市で刈り取りが始まっている。13日には、半田で地元の「半田営農株式会社」(福田恭衛社長)の社員たちがコンバインを走らせ、収穫作業に励んだ。
府中丹西農業改良普及センターによると、市内では現在16組織・個人が小麦を生産。栽培面積は74ヘクタールで、府全体の47%を占める。
同社は地区内の7・5ヘクタールのほ場で、パンなどに適した品種「せときらら」を育てている。昨年から府内で一斉に栽培が進められている品種。13日は社員9人が出て作業をし、薄い黄金色の穂を次々と機械で刈り取り、すべてのほ場で作業を終えた。
収穫した小麦はJA京都にのくにを通じて、京都市内の製粉会社に出荷される予定。
福田社長(75)は「せときららは比較的育てやすい品種で、今年も出来が良いようです。11月の播種の時もそうでしたが、刈り取りの時も雨が降らず、スムーズに作業できました」と話していた。
写真=コンバインで次々と刈り取られる小麦(13日、半田で)