戦国無双の諏訪原さんに依頼 福知山独自の光秀完成

2019年05月31日 のニュース

 京都府福知山市は、人気テレビゲーム「戦国無双」でキャラクターデザインを担当した絵師、諏訪原寛幸さんに依頼し、市オリジナルの明智光秀イラストを作った。来年の大河ドラマ「麒麟がくる」の放送開始に向け、さまざまな場面で使用。ゆかりの地としてPRに活用するほか、若い世代への情報発信にも役立てる。

 諏訪原さんは茨城県出身で、1996年からイラストレーターとして活動を開始。「真・三國無双」「戦国無双」のゲームに登場するキャラクターをデザインするなど、武将画イラストで知られる。

 市では、光秀が主人公の大河ドラマを契機として観光振興などに力を注いでおり、PRに活用できるイラストの制作を依頼し、このほど完成した。光秀の羽織には、さりげなく福知山市の市章が描かれており、福知山ならではのデザインに仕上がった。

 諏訪原さんは「福知山市ゆかりの明智光秀が大河ドラマの主人公になる! 本当にうれしく今から楽しみです。イラストは肖像画から醸し出される知的で穏やかなイメージに加え、若い方にもアピールできるよう、今風なアレンジを加えて描きました」とコメントしている。

 光秀イラストは、市民や市内の団体が光秀関連のイベントをする際、チラシなどに使用できる。ただし、クレジットを入れる必要があり、市でデザインの確認をする。

 使用の問い合わせは市秘書広報課、電話(24)7090へ。

 

写真=福知山市オリジナルの光秀のイラストが完成した(c)諏訪原寛幸/七大陸

■本能寺の変と命日にミニうちわプレゼント■

 このイラストを使って、官民連携組織「福知山光秀プロジェクト推進協議会」では、オリジナルのミニうちわを作製した。本能寺の変が起きた6月2日、光秀の命日とされる6月14日の両日を、光秀メモリアルデーとし、光秀が築いた福知山城天守閣の入館者に無料で配布する。

 また光秀イラストをラッピングした自動販売機を2日から、福知山城天守閣横の本丸広場に設置する。午前11時から使用でき、おしゃべり機能付きで、プロの声優が光秀の声を担当。購入時に「ときは今! 明智光秀、ここに見参!」など、声が出るようになっている。

 

写真=福知山市の市章が描かれている(c)諏訪原寛幸/七大陸

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