イングランドからプロサッカーの監督 共栄高で指導
2019年06月01日 のニュース
京都府福知山市東羽合の京都共栄学園高校に30日、イングランドのプロサッカーチームで指導者を務める2人が訪れ、サッカー部(内藤翔平監督、68人)の指導をしたほか、短期留学を希望する生徒を対象とした英会話教室を開き、国際交流をした。
訪れたのは、プロ3部相当のAFCウィンブルドンで、U-18チームのマーク・ロビンソン監督(53)とミハエル・ハミルトンコーチ(34)=ともにイングランド人=。日本文化や、高校生のサッカーに対する姿勢に触れたいと、28日に来日した。
内藤監督(33)は以前、同チームで指導をしていたことがあり、海外で当たり前となっていることを生徒らに感じてほしいと、指導を依頼し実現した。同校は今年度から本格的にグローバル教育に力を入れていることから、サッカーだけでなく、英会話教室もした。
サッカーの指導は前田グラウンドで行われ、ロビンソン監督は「サッカーは選手自身で作り出すもの。恥ずかしがらずに、思ったことを話してほしい。みんなの姿勢、情熱を見たい」と話して練習を開始した。
選手たちは、守備陣のボールの動かし方、攻撃のパターン練習などを直接指導で教わり、ボールを保持するためにはファーストタッチが大事であること、両足を使えるようにすること、優れた意思決定をすることなどポイントを聞いた。
DFの田村翔選手(3年)は「シンプルやけど、正しく一番重要なことを教えてもらいました。日本とは違い、外国ではミーティングの時に選手が意見を言うと聞いたので、驚きでした」と刺激を受けていた。
マーク監督らは6月2日までチームに帯同し、その後、大阪観光などをして6月4日に帰国する予定。
写真=サッカー指導をするロビンソン監督(中央)