自然を満喫、棚田で田植え 大江町毛原
2019年05月13日 のニュース
棚田600枚が広がる京都府福知山市大江町毛原で12日、田植え体験会が開かれた。晴天に恵まれ、親子連れらが棚田に入り、苗を手で植えるなどして自然を満喫した。
地元の住民有志でつくる「毛原の棚田『体感』ツアー実行委員会」(松井美幸委員長)が主催。体験会は1997年から始まり、今年23回目で、地元をはじめ京都市や大阪府豊中市、滋賀県大津市などから約120人が参加した。
植え方の説明を聞いたあと、参加者たちは12枚の田んぼ(計12アール)に入り、コシヒカリと酒米・五百万石の苗を植えていった。
子どもたちは裸足になり、地元の人たちから「10センチから15センチ間隔に植えて」などのアドバイスを受けながら作業。顔を泥だらけにして植える子もいた。
昼食交流会では地元の女性たちが作った炊き込みごはんのおにぎりや豚汁などを味わった。また大江高校のブラスバンド部「ビッグ・インレット・ジャズバンド」やアコースティックデュオ「チキンズキッチン」の演奏と歌を聞いて楽しんだ。このほか、ミニトマトの植え付け体験もした。
京都市西京区の会社員、坂本豪士さん(40)は家族や友人家族らと参加。「田植えは子どものころにした経験があります。久々なのでなかなか感覚がつかめませんでしたが、気持ち良かった。秋の稲刈りも参加します」と話していた。
写真=子どもたちは裸足で田の中へ