着物でみる明治・大正・昭和 福知山市丹波生活衣館
2019年04月02日 のニュース
元号が平成から令和に変わる節目に合わせて、福知山市内記一丁目の市丹波生活衣館は、時代ごとの着物や写真を並べる展示会を開いている。「着物でみる明治・大正・昭和」と題し、庶民の生活の視点から着物の変遷を見ることができるようにと、約50点を展示している。
生活衣館で保管する着物の中から、各時代の特徴を表したものを選んだ。明治は手紡ぎや手織りの木綿の外出着、昭和は素材が絹になり柄も華やかになるなどの違いがある。式服や子どもの着物なども並べ、移り変わりが分かるようにしている。
兵庫県猪名川町から来館した子どもたちは「昔はあんな服があったんや」「ちょっと着てみたい」と興味を持っていた。
また、写真には大正、昭和両天皇の御大典の際に、市内で祝い、にぎわう人たちをとらえたものや、水害で被災した後、炊き出しに並ぶ子どもたちを写したもの(明治40年)など、当時の様子や生活が分かる25点ほどがある。
入館無料。会期は6月30日まで。開館時間は午前9時から午後5時(入館は同4時30分)まで。火曜は休館。
写真=時代ごとの着物の特徴が分かる展示会を開いている