「麒麟がくる」斎藤道三の稲葉山城が眼前に 生活衣館でVR体験
2020年09月09日 のニュース
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に登場した斎藤道三の居城・稲葉山城の撮影スタジオを、立体映像で楽しめる体験会が京都府福知山市内記一丁目、市丹波生活衣館で開かれている。初回の5、6両日には計136人が専用のゴーグルを着け、視界の先に広がる大河の世界を堪能した。体験会は10月31日までの土、日曜日、祝日に行う。各日午前9時から午後5時まで。無料。
大河の主人公は福知山城を築いた明智光秀。ドラマで光秀は前半生の美濃時代に道三に仕えており、これまでにたびたび稲葉山城の場面が放映された。
生活衣館は福知山城の下にあり、城と一体的に楽しめるようにと官民連携組織・福知山光秀プロジェクト推進協議会がNHK京都放送局と協力して体験会を企画した。
専用ゴーグルを着けると稲葉山城のスタジオが立体映像で現れ、道三がいる2階の広間や1階武器庫を自由に歩いて見て回れる。
新型コロナウイルス感染予防と安全面に配慮して、同時体験は2人まで。体験者が壁などにぶつからないよう、スタッフが1人ずつ支援に付く。
初日は「目の前」にある道三の甲冑に手を伸ばす人、城内階段を降りる動作をする人もいた。
光秀推進協議会は「大河ドラマの登場人物の気分になって楽しんでもらいたい」としている。
写真上=専用ゴーグルを着けて稲葉山城を散策
写真下=立体映像で見える2階広間