光秀に惚れ込み大河を誘致 前実行委員長が「麒麟を呼ぶ」出版
2020年09月09日 のニュース
明智光秀に惚(ほ)れ込む、官民連携組織・福知山光秀プロジェクト推進協議会前実行委員長の福島慶太さん(61)=福知山市上新町=が、「麒麟を呼ぶ 光秀さんに学ぶ福知山のまちづくり」(PHP研究所出版)を執筆した。光秀と福知山、自身とのつながりを掘り下げ、そこから生まれたまちづくりにかける情熱などを166ページにわたって書き上げた。12日から全国の書店で販売される。
約20年前から、光秀を主人公にしたNHK大河ドラマの誘致によるまちづくりの可能性を探ってきた福島さん。現在放送中の「麒麟がくる」の実現にも力を注いだ。書店を営み地元で良書を紹介しつつ、これまで市議会議員、福知山観光協会長などを歴任して地域活性化に携わってきた。官民が協力し、光秀を生かした独自性のある福知山のまちづくり、地元の人が知る光秀の魅力、光秀に対する自身の思い。「いつか光秀公についてまとめることできたら」と考えており、縁あって昨秋に出版の話が持ち上がり筆を執った。
本では、光秀が郷土の英雄である理由、光秀の人となりや偉業、大河誘致活動の舞台裏、大河終了後のまちづくりの展望などを書きつづっている。
福島さんは「光秀公の影響を受けて今の私があります。本を通じて、まちの誇りが地元の子どもたちに伝わり、全国のまちづくりの一助にもなればうれしいです」と話す。
本は税別1500円。
写真=自著を手に光秀について語る福島さん