福知山公立大開学10周年 特色磨き学生935人に 記念式典で更に発展誓う
2026年11月05日 のニュース
福知山公立大学(川添信介学長)=京都府福知山市西小谷ケ丘=の開学10周年記念式典が3日、土師のホテルロイヤルヒル福知山&スパで開かれた。行政や教育、経済団体などから関係者175人が出席。大学の10年間の歩みを振り返り、地域とともに重ねてきた歴史を確かめながら、さらなる発展を誓った。
同大学は、私立大学を前身とし、2016年4月に市が設置する公立大学として開学した。「市民のための大学、地域のための大学、世界とともに歩む大学」を基本理念に、学生が地域に入り、課題から学ぶ地域協働型教育を掲げてスタート。初年度は地域経営学部の1学部2学科で、学生数は148人だった。
2020年度には情報学部を開設し、2学部体制に。24年度には大学院地域情報学研究科を開設した。今年度は情報学を基盤とした教育内容に改編し、数学と情報の教職課程も新設。2学部3学科と大学院に計935人が在籍している。
式辞に立った川添学長は、開学以来、支援を受ける関係者に対して感謝の言葉を述べながら、「地域の現場から学び、そこにある社会課題を分析し、解決を図ることを教育と研究の中心に据えてきた」と10年間を振り返った。
その上で、18歳人口の減少を見据え、「選んでもらえる大学になるには、独自の特色と価値を広く知ってもらう必要がある」と強調。地域の発展を支える大学として、今後も教育・研究の充実に取り組む決意を示し、関係者に対して温かい支援を呼びかけた。
大橋一夫市長は祝辞で、大学関係者の尽力に敬意を表しながら、地域協働型教育に触れ、「各地で大学生の姿を目にし、地域活動を通じて世代を超えた交流が生まれていることは、大学がこの地域にもたらした大きな変化」と評価した。
人口減少や少子高齢化、デジタル技術の進展などを挙げ、「地域課題の解決に果たす大学の役割は今後ますます重要になる」と語り、設立団体として引き続き大学とともに歩みを進める姿勢を示した。
続いて、井口和起名誉学長のあいさつで交流会がスタート。学生目線での社会課題解決をビジネスによって行う学生団体などの取り組みを紹介する時間も設けられ、出席者たちは親睦を深めながら、今後の発展に期待を寄せた。
写真(クリックで拡大)=10年を振り返る川添学長








