有事に備え機能移転訓練 庁舎浸水想定し公立大へ資材搬入、設置など手順を確認

2026年09月18日 のニュース

 福知山署(建井秀之署長)は16日、水害による庁舎の浸水を想定した機能移転訓練をした。京都府福知山市西小谷ケ丘の高台にある福知山公立大学に必要な資機材を搬入し、各受付窓口を設置するなど、署の機能を移す手順を確認した。

 東堀にある同署は洪水浸水想定区域に位置する。このため、災害時に大学の施設の一部を代替使用する協定を2017年に締結しており、以降、毎年訓練を重ねている。

 訓練では、署長室で緊急幹部会議を開き、建井署長が庁舎機能の移転を判断。署長以下17人が重要物品や必要な資機材を段ボール箱に詰め、大学4号館4階の会議室へ搬入した。

 会議室では、相談、遺失・拾得、行方不明の各受付窓口を設営したほか、救命胴衣の着用方法も確認した。また、今回は初めてドローンを活用した訓練も実施。上空から周辺の被災状況を確認し、情報を収集する手順を確かめた。

 訓練後には、建井署長が講評を行い、「警察は自らが被災しても、発災直後から迅速な被害状況の把握や被災者の救出・救護、避難誘導などを行わなければならない。こうした任務は、警察署そのものが被災し機能停止の危機に陥っても中断することはできない」とし、「通信は確保できているか、指揮命令系統が平時と同様に機能するかなど課題も見えたと思う。今後も各種訓練を通じて調整していってほしい」と呼びかけ、署員が気を引き締めた。


写真(クリックで拡大)=資機材を詰めた段ボールを運ぶ署員たち

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