男性の孤立防ぎ集まる場 料理教室や美化作業などで交流 大江町南山のイケイケサロン
2026年10月02日 のニュース
「見ての通り、縦に細長い集落。住民同士の意思疎通の図りにくさがあって」-と話すのは、京都府福知山市大江町南山西部(自治会名は西部)の「南山イケイケサロン」の奥平秀樹代表。市内でも珍しい男性だけのふれあいいきいきサロン活動で、毎月1回、公会堂や神社の美化作業、料理教室などを計画し、情報交換しながら交流を深めている。
男性が孤立しないよう、気軽に集える場をと、2024年4月に活動を開始した。メンバーは10人程度。最高齢者は70代半ばだが、50代、60代といった地域のなかでは比較的若い世代がいるので、勢いがある様子を表す「イケイケ」を団体名に採用した。
当初は南山公会堂で健康マージャンをしていたが、集落全体が元気になるような活動にも取り組もうと計画。ふれあいいきいきサロンの団体として市社会福祉協議会に登録した。社協から活動費の助成を受けている。
会費は1回500円。これまでにソバ打ちやタケノコを使った料理教室を開き、メンバーに猟師がいることから鹿肉を材料にしたことも。ほかにも地元の波美神社の清掃、正月飾り作り、鬼ケ城まつりの会場準備などの年間計画を立てている。自治会の住民と一緒に認知症サポーター養成講座を受講したこともある。
活動時は貴重な情報交換の場になっていて、クマやサルの出没情報などを共有。道路にまではみ出すような草木があることが分かり、協力して伐採したこともあった。
「消防団員のときは交流があったが、退団してからは少なくなった」とつぶやくメンバーも、顔が見える関係作りができ、月1回の活動を楽しみにしている。
シルバーウィーク期間中の9月22日は、8人で公会堂周囲の草刈りや枝打ちなどをして汗を流した。「あんたのとこは8人家族やったなあ」「地域には意外と子どもの数が多いな」など、何気ない世間話で盛り上がっていた。
今後は災害時に助け合うようなことができる活動も考えている。
奥平代表は「年齢を重ねると、清掃作業などもつらくなるので、若い世代を呼び込み、長続きするようにしていきたい」と話す。
写真上(クリックで拡大)=9月22日の作業に参加したメンバー
写真下(クリックで拡大)=清掃作業に汗を流す








