福知山花火大会 復活から3年目-6千発が夏の夜空彩る 会場から拍手と歓声
2026年08月12日 のニュース
京都府福知山市の由良川河川敷で11日夜、花火大会「福知山HANABI2026」(実行委員会主催)が開かれた。大規模花火大会が復活してから3年目。夜空に6千発の大輪の花が次々と広がり、会場から大きな歓声と拍手が湧き起こった。
2013年の露店爆発炎上事故から11年後の2024年、若手経営者らを中心とする新たな実行委員会が花火大会を復活させた。安心安全な大会運営を掲げながら徐々に規模を広げ、打ち上げ数は前回の4千発から2千発増やした。
市が初共催 安全対策を強化
規模拡大とともに、安全面にも力を入れた。市はこれまで後援してきたが、今回は一歩踏み込んで共催の立場を取り、実行委を中心に警察や消防など関係機関と協議。実行委は警備コンサルティング会社を導入し、堤防の立ち入り規制を拡大するなど対策を強化した。
会場周辺には約50店舗の露店が並び、広小路通りでは福知山踊りも催された。日が傾くにつれて人の流れが増え、うちわや手持ち扇風機を手にした家族連れ、浴衣姿の若者らが観覧席へ向かった。
開会式で大橋一夫市長は、事故の記憶を「決して風化させない」と強調。「安心安全な花火大会に向けて取り組んでいかなければならない」と述べ、犠牲者を悼み会場全体で黙とうをささげた。
続いて、奥田友昭実行委員長が「一度は途絶えた花火。美しい情景を子どもたちにも見せてやりたいという思いで復活させた」と経緯に触れ、「すぐそばで体感する臨場感は、このまちならでは。最高の感動を一緒に感じましょう」と呼びかけ、カウントダウン。
午後8時に打ち上げが始まった。色とりどりの花火が夜空を駆け巡り、由良川の水面にも光を映した。大きな花火が開くたび、「きれい」「感動する」と声が上がり、多くの人が夏の風物詩を楽しんだ。
外部有識者らが安全対策を検証
市はこの日、大会の運営や事故防止対策を検証する検証会議の第2回会合を開いた。外部有識者や市内各種団体の委員が現地を訪れ、露店や雑踏対策などを確認。後日、委員の意見を集約する。
例年11日に開催されてきた亀岡市内の花火大会が開催を見送られた影響で、想定以上の人出の多さと混乱が懸念されたが、検証会議によると、現時点で大きな事故や事件はなかったという。









