原爆投下から81年 市内寺院で平和の願い込めた鐘響く
2026年08月06日 のニュース
9日にも実施
「ゴーン、ゴーン」。京都府福知山市内の多くの寺院で6日朝、平和への思いを込めた鐘の音が響いた。1945年8月6日、広島に原爆が投下されてから、きょうで81年。原爆で亡くなった人たちの冥福を祈るとともに、戦争のない日々を願い、「平和の鐘」を打ち鳴らした。
原水爆禁止福知山協議会(大西勝己代表)が、核兵器の根絶と世界平和、悲惨な戦争を繰り返さないことを願い、1993年から毎年実施。今年も市内にある119の寺院、教会に呼びかけ、広島に落とされた6日と、長崎に投下された9日に取り組む。
寺町の久昌寺(森俊彦住職)では、棚経中の住職に代わって妻の留美子さんが取り仕切り、中学1年と小学5年の娘2人と大西代表夫婦が参加した。
原爆が炸裂した時刻の午前8時15分から順番に鐘を突き、静かに合掌。寺町にはほかにも多くの寺院があり、同時刻に鐘の音が地区内に響き渡った。
留美子さんは「戦争を経験した人、経験者から直接話を聞いた人は年々減り、実感が薄れてきているように思います。子どもたちはテレビもあまり見なくなり、原爆の悲惨さなどを知る機会が少なくなる中、平和の鐘を耳にして、何だろうと調べてくれたり、思いをはせてくれたらうれしい」と期待する。
大西さんも、原爆投下による悲惨な過去を知らない子どもが増えている現状に危機感を抱いており、「だからこそ平和の鐘のような活動は大切。核兵器の恐ろしさを多くの子どもたちが認識できるよう、根絶に向けた地道な活動を続けていきたい」と話していた。
写真(クリックで拡大)=晴れ渡る青空の下、鐘を突いた(6日午前8時15分ごろ、久昌寺で)








