「世界に伸びる文化を作る」共栄学園出身 同級生2人の挑戦 生湯葉使う「yuppa」東京で出店

2026年08月16日 のニュース

店舗拡大と海外展開も視野

 生湯葉で肉や野菜、米などをまき、高たんぱくでヘルシーなファストフードを提供する店「yuppa(ユッパ)」を1月から、京都府福知山市出身の若者が東京都渋谷区の表参道で運営している。渡邊尋思(30)さん、菅谷怜未さん(30)の2人で、「世界に伸びる文化を作る」を目標に、挑戦を続けている。 

あそびゴコロで6種の味わい

 店名と同名の商品「yuppa」は、長さ16センチ×幅7センチ。京都の料亭「菊乃井」、実績のあるフードクリエイターたちと渡邊さんが開発したもの。「健康に、あそびゴコロを。」をコンセプトにしている。

 しょうゆベースの茶そばをまいた「ORIGINAL MAZESOBA」、豚肉とスパイスや緑黄色野菜を入れてチーズを合わせた「MASALA PUNCH」など6種類のレギュラーメニューのほか、季節限定商品などもある。 


渡邊さんが事業企画

 2人は福知山市東羽合の京都共栄学園中学、高校の同級生だった。

 渡邊さんは大阪大学卒業後に、大阪市の江崎グリコに就職。新規事業を成功させたほか、仕事と並行しながら経営大学院で学び、代替コーヒーや日々のコンディショニングを行うドリンクといった4事業を立ち上げてきた。「自分で事業を考えて作っていくことが楽しく、天職だと思いました」と話す。

 そうした中、自身の実家が精進料理を提供していた寺だったこともあり、小さい頃から食べていた湯葉に着目。ビジネスモデルや商品としての構想を練り、店舗でのプロダクトが最適だと判断し、「自分でやろう」と考え独立した。

 その後、応募した南海電鉄の事業創出支援プログラムに、この事業アイデアが採択されて出資が決まり、2025年4月に会社を設立して開店準備を進めた。

 9カ月の準備期間を経て表参道に出店し、現在は売上目標も達成して軌道に乗りつつある。「知らない人が、yuppaのことを知っていることがあり、目標に向かって進んでいることを実感します。自分の事業のことを知ってくれる人が増えるとうれしい」という。

菅谷さんは調整役、店舗でも接客に立つ

 菅谷さんは京都府立大卒業後、大阪市の大和ハウス工業に勤め、経営管理などに携わってきた。仕事は安定していたものの、「自分のやったことがもっと残せる仕事をしたい」と考えていた。そんな中、東京で出店準備を進める渡邊さんが、東京にいる同級生たちに連絡する機会があり、関東出張が多かった菅谷さんを東京在住と勘違いして連絡をした。

 これがきっかけで「yuppa」のことや渡邊さんが協力者を探していることを知り、思い切って新しい世界に飛び込んだ。「めちゃくちゃ楽しみでしたが、渡邊の目線についていくことや、ルールなどもない中で正解を探していくことが大変で、とにかく自分の考え方を根本から変えて行く日々でした」と振り返る。

 現在は女性の多い店舗スタッフのまとめ役として、現場と会社との調整などをしつつ接客をこなす。「店舗が形になった時はうれしく、今はやりがいしかない状態です。yuppaをさらに広げていきたい」と話す。

協力してさらに飛躍を

 互いに経営や現場の視点から思ったことをストレートに伝え合う。渡邊さんは「美意識の高い女性の多いエリアでもあるので、菅谷の視点が役に立ちます。自分の思いと現場との調整をしてくれるのもありがたい」とし、菅谷さんは「『文化を作る』という思いに共感しています。yuppaが当たり前に食べられるようになるくらい、みんなで大きくしていきたい」という。

 秋には大阪でのイベント出店も計画しており、今後は2店舗目の開店、海外展開なども視野に入れながら忙しい日々を送っている。



写真上から(クリックで拡大)
yuppaをPRする渡邊さん(中央左)と菅谷さん(同右)
湯葉をイメージした店内
茶そばやチキン、野菜がぎっしり
ドリンクやスープも提供する

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。