若手の日本画展で最高賞 福高芸術教員中嶋純花さん、土師川沿いのチョウ描き

2026年07月31日 のニュース

 京都府福知山市土師、福知山高校芸術科教員の中嶋純花さん(25)が、日本画の若手作家による研究発表展「第41回有芽の会」で、最高賞の法務大臣賞を受賞した。土師川沿いの土手でチョウが飛び交う光景からイメージを膨らませた作品で、5月の大型連休中に描き上げた。「楽しく描いた絵が評価されてうれしい」と喜んでいる。

 有芽の会は、更生保護に深い理解を示していた故・平山郁夫画伯の呼びかけで、次代を担う若手日本画家の研究発表の場として、1985年に創設。社会を明るくする運動に協賛し、運動の普及にも貢献している。

 院展作家の大学教授から推薦を受けた作家が出展でき、今年は37点の応募があった。中嶋さんは京都芸術大学時代の恩師の勧めで出品した。

 神奈川県で7日に授賞式があり、中嶋さんらが出席。この日から13日まで、そごう横浜店のそごう美術画廊で作品が展示された。

 中嶋さんの作品タイトルは『my heart flutters』。散歩中に見た草むらからたくさんのチョウが飛び立つ場面を基に、“トキメキ”をテーマに掲げて筆を走らせた。

 「日本画は堅いイメージがあるけど、柔らかさや軽やかさを出せるよう気を配った」といい、霧吹きで顔料を吹きかけたり、クレヨンも使ったりして、質感が重くなりすぎないよう工夫した。

 中嶋さんは「急ピッチで作品を仕上げたので、最高賞をいただけるとは思っていなくて、受賞を知って驚きました。今後も教員の仕事と両立しながら、作家活動を続けていきたいです」と話している。

写真上(クリックで拡大)=法務大臣賞を獲得した作品「my heart flutters」
写真下(クリックで拡大)=中嶋さん

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