「お母さん上から見とって」 水彩画歴25年芦田恵子さん初個展

2026年07月04日 のニュース

母との思い出のツバキの作品も

 

 水彩画歴25年の芦田恵子さん(76)=京都府福知山市上篠尾一区=が3日から、駅前町の市民交流プラザ3階ギャラリーで、自身初となる個展を開いている。昨年5月、98歳で亡くなった母との思い出が残るツバキを描いた作品をはじめ、身近な花や果物を題材にした約50点が並んでいる。

 洋画家の木寺明さん(80)=兵庫県丹波市=が指導する市内の絵画教室「沙羅の会」に、長年所属する芦田さん。母親も芸術への関心が高く、水墨画や書道などをたしなみ、生前に多くの作品を残した。これらをたくさんの人に見てもらおうと、今年5月に丹波市で遺作展を開いた。

 その準備を進めるなかで、「自分の作品も添えたい」との思いが芽生え、木寺さんに相談。「遺作展とは別に、個展を開いて作品を見てもらった方が良い」との助言を受けた。

 この言葉に「何度もできるものでもないし、個展をやるならこのタイミングかな」と思い直し、個展の開催を決心。新作もあるが、展示の中心はこれまでに制作してきた絵。

 その中の一つが『母との語らい』。丹波市にある母の自宅玄関先に咲く紅白のツバキをモチーフにした作品だ。「優しくて、花と芸術を愛し、誰からも愛された母を思いながら描いた作品です。このツバキを眺めながら、母とたわいもない会話をしたのが、今となっては良い思い出です」。会場のよく目立つ場所に飾った。

 このほか個展では、コスモスやムクゲ、アケビ、秋の七草など、自然に咲く四季折々の花などをじっくり観察し、ありのままを描いた作品が並ぶ。

 個展初日の朝、「お母さん上から見とってよ」と空につぶやき、会場入りした芦田さん。「先生や仲間の支えがあって、個展を開くことができ、感謝しています。個展をきっかけに、水彩画に興味をもってもらえればうれしい」と話している。

 入場無料。個展は5日までで、時間は午前9時から午後6時まで。

写真(クリックで拡大)=母を思って描いた作品と芦田さん

京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。