防犯カメラ無料でお試し 夜久野まち協、独自の貸し出し事業展開

2026年06月13日 のニュース

 京都府福知山市夜久野町の住民組織、夜久野みらいまちづくり協議会は、地域の犯罪抑止や防犯意識の向上を目的に、防犯カメラの「お試し用」貸し出し事業を昨年12月から始めた。貸し出しは無料で、町内自治会や個人が機器の性能や使い勝手を気軽に確かめることができ、防犯カメラ設置の検討を後押ししている。 

 貸し出し事業に取り組むのは同協議会の福祉・あんしん部会(夜久昭広部会長)。防犯カメラの導入は10年ほど前から検討していたが、当時は機器が高価で入手が難しかった。しかし、近年は手ごろな価格で購入できるようになったことに加え、地方であっても凶悪犯罪が全国的に発生している現状を考慮し、事業の開始に踏み切った。

 夜久部会長(75)によると、同町内でも「貴金属の買い取り査定」などと言って住居に入ってこようとする事例が確認されているという。

 「防犯対策にはさまざまな方法がありますが、カメラの設置は特に効果が高いと考えています。いきなり販売店へ行って購入するのにためらいのある人もいると思うので、気軽に試して使い勝手を確認してもらえたら」と話す。

カメラは2種類 のぼり旗も用意

 用意しているのはソーラー式と乾電池式の2種類で、貸出期間は原則1カ月。使用目的は集落の出入り口や不法投棄の監視など、地域を守る“目”としての活用であれば自由に使える。これまでに自治会や個人へ貸し出している。

 利用した自治会の中には地区への導入を決めたところもある。また、「どのような機器なのか見てみたい」と協議会事務局に見学に訪れる人もいるという。

 今年度はソーラー式の防犯カメラを1台追加する予定のほか、「防犯カメラ作動中」と記したのぼり旗の貸し出しも始め、さらなる犯罪抑止効果の向上を図る。

 夜久部会長は「取り組みをきっかけに関心が高まり、防犯カメラの設置が広がることで、安心・安全な地域づくりにつながれば」と話している。

写真(クリックで拡大)=お試し用の防犯カメラを持つ夜久部会長

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