福知山産品の販路拡大へ サントリーと連携し、都市部の飲食店へ直送

2026年05月31日 のニュース

 一般社団法人福知山地域振興社(代表理事・渡邊尚生副市長)は、地域産品を都市部の飲食店につなぐ新たな取り組み「産地直送『美味しい』福知山プロジェクト」を始めた。飲料大手のサントリーと連携し、同社のネットワークを活用して京都府福知山産農水産物の販路拡大をめざす。

 地域振興社が福知山市初のアンテナショップ「福知山ちゃった」を大阪市北区中之島に開設したことをきっかけに、サントリーとの連携が実現。福知山の農水産物を都市部の飲食店へ直接届ける新事業として動き出した。

 3月には、地域振興社の案内でサントリーの担当者が福知山市内を訪問。由良川のアユ、九条ネギや山椒、丹波くり、報恩寺タケノコなどの生産現場を視察し、その後、首都圏の取引先飲食店に向けて魅力を発信した。

 5月20日には、東京・銀座の飲食店から実山椒の注文を受け、三和町の岼農園と夜久野町のやくの高原市の農家が生産した計2キロを初出荷。高級品として知られる朝倉山椒で、柑橘系の爽やかな香りと深みのある辛味が特長。旬の香りを生かした料理素材として使用される予定という。

 福知山地域振興社は「実山椒の旬は5月中旬から下旬までの1~2週間程度と短く、収穫後の鮮度管理も難しいが、料理人からの評価は高い。今後も地域生産者と連携し、地域農水産物のブランド向上や販路拡大を通じて地域経済の活性化につなげたい」としている。


写真(クリックで拡大)=岼農園の実山椒(提供)

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