クビアカに境界ない-府、兵庫県が三和町で合同調査  

2026年05月28日 のニュース

 幼虫がサクラやモモなどの木を食い荒らす特定外来生物・クビアカツヤカミキリの被害が目立つ京都府福知山市三和町と兵庫県丹波市で25日、京都、兵庫両府県が初めての合同パトロールをし、自治体関係者らが参加した。「クビアカツヤカミキリに境界はない」として、これを機に今後も情報共有し、連携して被害拡大を防ぐことにしている。

 府内では2024年7月に京都市西京区と向日市で初めて成虫が見つかり、今年4月28日までにサクラなど206本が被害に遭っている。このうち福知山市では三和町で府内最多の73本、成虫約100匹を確認している。

 同町上川合のかわい承学校(旧川合小学校)では、福知山、丹波両市職員ら約25人が参加。福知山市エネルギー・環境戦略課職員が27本を伐採したことなどを説明したあと、参加者は成虫が出ていかないようにネットで巻かれたサクラと、伐採木の切り株に防草シートで覆ったサクラを観察した。

 同町千束の井ノ奥公園では、周辺のサクラを見て回った。専門家から、フラスを発見しやすいように周囲の草を刈る▽除草する作業者にもフラスを見つけたら知らせてもらうようにする▽樹液が異常に出ている場合も注意する▽住民の協力を得やすいように、発見したら行政に連絡することを呼びかける看板を付ける-といったことをアドバイスした。

 このあと、27本の被害が確認されている丹波市でも同様のパトロールをした。

 府自然環境保全課の杉本圭哉課長は「パトロールが防除対策、互いの連携強化の一助になれば」とし、兵庫県丹波県民局の福井昌樹局長は「できるだけ被害を防ぐ取り組みの情報共有を徹底し、実効性の高いものにしたい」と話していた。

写真(クリックで拡大)=ネットが巻かれた被害木を食い入るように見る職員

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