安全なまちへ決意新たに 力強く分列行進や放水 市消防出初め式

2025年01月15日 のニュース

 京都府福知山市の消防出初め式が12日、広小路通りと周辺で開かれた。市消防本部(澤田晴彦消防長)職員と市消防団(小谷晴昌団長)の団員、計765人が参加。団員らによる力強い分列行進や一斉放水などがあり、安全で安心して暮らせる、災害に強いまちづくりをめざし、職務遂行への決意を新たにした。

 中ノの市厚生会館であった式典では、大橋一夫市長が式辞で、昨年は能登半島地震が起き、全国各地で風水害が続いたことに触れ、「このような中、市民のみなさんの安心安全に対する関心は高まり、地域密着性、即時対応力などを有する消防団の必要性を再認識されていると感じています」とし、「市は今後も地域防災の要である消防団の装備充実などの活動環境の整備を進め、みなさんとともに『災害に強い安心安全なまちづくり』に全力で取り組んで参ります」と述べた。

 このあと、優良機関表彰や永年勤続の団員、永年無火災自治会、消防活動協力者らを表彰し、それぞれに表彰状を贈った。

 小谷団長は訓示で、表彰を受けた団員をねぎらい、昨年の活動を振り返った。また、団員数の減少や高齢化など昨今の消防団を取り巻く全国的な課題に対し、今後市消防団で取り組む対策についても語り、「みなさまにはより一層のご理解とご協力をお願いします」と呼びかけた。

 式典後は広小路通りで幼年消防クラブの防火防災パレード、市消防本部による救助訓練披露があったほか、団員271人、車両36台による分列行進があり、沿道で市民らが見守る中、団員たちが引き締まった表情で、きびきびと歩を進めた。

 最後に由良川の音無瀬橋上流左岸で消防ポンプ9台を使った一斉放水を実施。高く吹き上がった赤や青、黄、紫などの色付き水柱に安心安全なまちづくりへの決意を重ねた。


写真(クリックで拡大)=一斉に放たれた水には虹がかかった
写真(クリックで拡大)=団員たちがきびきびと分列行進

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