難しい福知山踊りの手振りをマスター 惇明小3年生
2024年07月13日 のニュース
京都府福知山市内記五丁目の惇明小学校(中川敏朗校長)で12日、福知山踊りの出前講座があり、3年生101人が福知山踊振興会(田村卓巳会長)に踊り方などを教わった。初めて踊るという児童もいたが、繰り返し体を動かして全部で16ある難しい手振りをマスターした。
3年生は総合的な学習の一環で、福知山の魅力を発見する学習に取り組んでいて、毎年この時期に振興会から福知山踊りを学んでいる。
田村会長(70)を含む会員8人が講師を務め、子どもたちは福知山踊りが誕生したいわれ、全国に数多くある盆踊りの中でも手数が多く難しい踊りだということなどを教わったあと実践に移った。
上手に踊るためには、指の先まで真っすぐ伸ばす▽手は肩より上にあげる▽手をたたくときは顔の前で▽「ドッコイセ、ドッコイセ」と元気に大きな声を出す、と4つのコツを教わった児童たちは、前に立つ講師のお手本を見ながら一手ずつ覚えていき、30分ほどの練習で一連の手振りができるようになった。
足の動きも確認したあとは全員で大きな円を作り、音に合わせて楽しそうに踊った。
最後に田村会長が「踊りが上手になる近道は、たくさん踊ることです。これから祭りなどで踊る機会も増えてくるので、古里の踊りを楽しんでください」と呼びかけていた。
福知山踊りを初めて踊ったという女子児童は「手と足の動かし方が難しかったけど、踊れるようになってうれしい」と話していた。
写真(クリックで拡大)=楽しそうに手振りを練習する児童たち