大災害を想定し府北部5消防が福知山で参集訓練

2024年04月28日 のニュース

 被災地の消防本部だけでは対応が困難な大規模災害が起きた際、全国から応援に駆けつける「緊急消防援助隊」に登録している京都府北部の5消防本部が26日、福知山市内で部隊参集訓練をした。隊員27人が緊急援助時の初動確認などを行った。

 参加したのは、福知山市、舞鶴市、綾部市、京丹後市、宮津与謝消防組合の各消防本部の隊員たちで、今年度の先発派遣隊に選ばれているメンバー。消防本部間の情報共有や連携強化を目的に、毎年この時期に実施している。

 訓練は、兵庫県洲本市を震源とする震度6強の内陸直下型地震が発生したことで国から出動準備依頼があり、1次集結場所の六人部パーキングエリアに向かう-との想定で行った。

 今回は集結場所を東羽合の市消防本部防災広場とし、隊員たちが必要機材をそろえて各消防本部を出発。指揮車、救助工作車、消防車など車両9台が駆けつけ、荷物の積み替えや活動時の統一事項の確認などをした。

 このほか、隊員たちは2班に分かれ、舞鶴市消防本部に新たに導入された救助機器の紹介や、4月から本格運用が始まっている「府中・北部地域消防指令センター」のシステム説明を受けた。

 福知山消防署の川口富生署長は「災害はいつ、どこで起きるか分かりません。各消防本部も可能な限り訓練や対策をしていますが、有事の際は個人の行動が運命を大きく左右します。市民のみなさまも普段から災害への備えを意識していただければ」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=緊急援助に備え5消防本部から隊員たちが集結した

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