市消防団佐賀分団 詰め所と車庫を統合
2024年03月30日 のニュース
京都府福知山市消防団佐賀分団(四方康友分団長)の新しい詰め所と車庫が私市に完成した。詰め所は木造平屋建て延べ床面積47・5平方メートル、車庫は鉄骨造平屋建て延べ床面積66平方メートル。報恩寺と分かれて設置されていた詰め所と車庫が統合され、団員が分散して集合する必要がなくなったため、迅速な出動が可能になった。
私市にもともとあった詰め所と車庫を市が改修して詰め所を広げ、車庫は新設した。これにより、これまで別々の場所にあった積載車2台が1カ所に集約された。
内覧会、開所式がこのほど開かれ、住民たちが地域の新しい防災拠点の完成を祝った。四方分団長は「拠点が1カ所になったことで、出動に必要な人数が早くそろうことにつながります。出火に素早く対応し、住民の安心安全を守っていきたい」と話している。
開所式に合わせ、分団と佐賀地区自主防災会(野田和則会長)が、佐賀地区自主防災訓練を実施。大規模地震を想定した避難訓練をし、参加した住民113人とともに、消火栓の取り扱い訓練にも取り組んだ。
分団による消火訓練もあり、新しい車庫から積載車2台が出動し、住民たちが見守る中で放水などをした。
写真(クリックで拡大)=新しい車庫から出動する積載車