雨にも負けず機敏な動作 市消防操法大会
2024年07月01日 のニュース
第33回福知山市消防操法大会が30日、大江町千原の大江河東公園多目的グラウンドで開かれた。市消防団24分団が出場し、4人1組で小型ポンプ操法の技術を競った。団員たちは雨が降りぬかるむ中でも機敏な動きを見せ、日ごろの訓練の成果を発揮した。
消火技術の向上や緊急時の連携力強化などを目的に、市、府消防協会福知山市支部が隔年で開いている。1355人の団員が会場に集まり、市民らも見学に訪れた。
競技は、防火水槽から給水し、小型ポンプで63メートル先の火災現場付近に水を送って放水するという設定。ポンプにホースを接続し、現場近くまで延長して放水する一連の動作の、タイムや正確さを競った。
朝から雨が降り、グラウンドのコンディションは悪く、大会中に強く降ることもあった。それでも団員たちは大きな声を出して全速力で走るなど、力を出し切った。
出場した金谷分団の足立寛郎部長(50)は「雨の影響で地面がぬかるんでいて、ホースを真っすぐ延ばすことが難しいなど戸惑いもありましたが、これまで何度も練習を重ねてきていたので落ち着いてやり切ることができました」と話していた。
■佐賀分団が優勝■
規律ある動き、放水開始までの時間などの審査の結果、佐賀分団が優勝、河東分団が準優勝、有路上分団が3位となった。
優勝した佐賀分団は8月25日に京丹波町の府立丹波自然運動公園で開かれる府大会に、福知山市代表として出場する。
個人の成績優秀者は紙面のみに掲載。
写真(クリックで拡大)=各分団が消火技術を競った