道の駅農匠の郷に活気 マルシェに2千人

2024年07月01日 のニュース

 京都府福知山市夜久野町平野、夜久野高原の道の駅「農匠の郷やくの」内のテニスコート一帯で6月29日、キッチンカーや屋台などが並ぶ「夜久野 緑香るマルシェ」が開かれた。天候にも恵まれ、市内外から約2千人(主催者発表)が来場。子どもも大人も楽しそうな様子で一帯は活気に満ち、再興が叫ばれる道の駅に光を差した。

 温泉、レストランなど休業施設が目立つ道の駅を盛り上げようと、官民一体で組織する実行委員会が昨年初めて開催した。今年はさらに盛り上げるため、事務局を務める市役所夜久野支所の職員が、ほかのイベント会場などにも足を運んで出店者を新規開拓。前回から10店舗以上多い計43店舗が並んだ。

 メイン会場のテニスコート内にはカレーや焼きそば、ピザ、タコライスなどバラエティー豊かなグルメがずらり。昼ご飯を買い求める人らでにぎわった。

 朝のうちは雨が降るなど天候が心配されたが、午前10時の開場時には回復。続々と人が訪れ、自動車約200台分の駐車場は1時間ほどで満車になった。

 この日の最高気温は31・6度(午後4時40分)で真夏日となったが、会場の熱中症対策は万全。日よけのテントを設置した飲食スペースのほか、休業中の宿泊施設・夜久野荘も開放し、冷房の利いた涼しい部屋で、購入した料理などを快適に味わえた。

 飲食店のほか、ハンドメイド品の販売や市内外の音楽団体らによる和太鼓、管弦楽器のパフォーマンスもあり、訪れた人たちは太陽が降り注ぐ夜久野高原で、楽しいひと時を過ごした。

 報恩寺の母娘は、友人家族とともに訪れ、「店舗がたくさんあっていろいろと食事を楽しめて良かった。景色もきれいで施設も充実していて、地域のイベントとしてほかの場所のモデルにもなりそう」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=天候にも恵まれ訪れた人たちが買い物を楽しんだ

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