元気に帰ってきてね 由良川でサケの稚魚2万匹放流

2024年03月20日 のニュース

 京都府福知山市猪崎の由良川右岸で16日、市民らが育てたサケの稚魚の放流会が開かれた。家族連れら約80人が参加し、大きく育って古里に戻ってくることを願って放流した。

 サケのふるさと由良川を守る会(衣川務会長)主催。生まれ育った由良川に帰るサケの学習を通じて、河川環境の美化啓発と子どもたちに郷土愛を育んでもらいたいと、2008年から実施している。

 衣川会長がサケの生態について説明したあと、市内の家庭や中学校などで、受精卵から世話してふ化させた分に、守る会が育てた分を合わせて計2万匹ほどを放流。子どもたちは「バイバイ」「元気に帰ってきてね」などと言いながら、バケツに入れた体長約5センチの稚魚をゆっくりと川に流した。

 自宅で育てた100匹を放流した福知山丹陽こども園の荒賀大輝君(6)は「エサをあげたりして育てた。死なないで、また由良川に帰ってきてほしい」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=サケの稚魚を放流する参加者たち

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