乾燥、強風で火災相次ぎ消防本部が注意呼びかけ

2024年03月19日 のニュース

 京都府福知山市内でこのところ、野焼きの拡大を原因とする火災が相次いでいる。市消防本部(澤田晴彦消防長)は「畑、田んぼで枯れ草などを燃やすと、強風にあおられ、あっという間に燃え広がります。野焼きは法律で原則禁止。たとえ市の火入れの許可を受けたものであっても、強風注意報、乾燥注意報が発表された日は行わないでください」と注意を呼びかけている。

 春先は例年、空気が乾燥し火災が発生しやすい。昨年は3月中に計12件の火災が発生していて、そのうち8件が野焼き。一日に3件起きる日もあった。今年は3月上旬に建物火災が相次ぎ、緊急の防火広報を行っていたが、先週からは野焼きによる火災が増加。14日に大呂、16日に日尾、18日は大江町常津でそれぞれ発生し、いずれも休耕田などの枯れ草を焼いた。

 市によると、野焼きは原則禁止だが、農業活動に伴うものは例外とされている。しかし、市内の休耕田などで火入れを行う場合は、事前に申請書を市農林業振興課へ提出する必要があり、5人以上で行う▽消火器具を用意する-などの要件を満たさなければならない。

 市は「農業に関わる野焼きは必ず申請書を届けてください。届け出せずに野焼きすることは禁止なのでやめてほしい」と注意喚起する。消防本部は「今後も風が強く、空気が乾燥した日が続きますので、今一度、火の用心をお願いします」と警鐘を鳴らす。

 

写真(クリックで拡大)=18日には大江町常津で休耕田の枯れ草約1ヘクタールを焼いた

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