加美電機京都工場が自転車ヘルメット着用宣言

2024年03月07日 のニュース

 福知山市三和町みわ、長田野工業団地アネックス京都三和に立地する加美電機京都工場(田中和廣工場長)が、京都府警福知山署から「自転車ヘルメット着用促進宣言事業所」の認定を受けた。同社からヘルメットを支給された自転車通勤の外国人技能実習生たちが、着用の徹底を宣言した。

 昨年4月に自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化されたが、府内の着用率は10%ほどで、依然として低い。同署管内で昨年発生した自転車事故は12件で、11月には広小路通りで、ヘルメット未着用の自転車の女性が車と衝突し、頭部に重傷を負う事故があった。

 このような状況もあり、府警本部は自転車事故で大きな被害に遭う従業員を減らそうと、ヘルメット着用に積極的に取り組む事業所を認定している。

 加美電機京都工場で働く技能実習生7人は、三和町芦渕にある寮から工場まで、片道約2キロを自転車で通勤していて、これまではヘルメットをかぶっていなかった。以前から交通安全面を危惧していた田中工場長が、今回の認定に合わせて同社に申請し、福知山交通安全協会(山段誠会長)の助成を受けてヘルメットを給付した。

 1日に同工場であった交付式には、技能実習生6人と関係者の計23人が参加。同署交通課の片岡伸夫課長、山段会長から認定書と助成金を手渡された田中工場長は「自転車の安全利用を推進していきます。自分の頭を守るために、ヘルメット着用が工業団地全体に広がっていったら」と意気込んだ。

 続いて、同署員から道路標識の説明や自転車安全利用五則を聞いた技能実習生が、ヘルメットを着用して工場の周りを自転車で試走した。ベトナム出身のチュ・ディン・チュンさんは「安全を守るため毎朝かぶります」と気持ちを引き締めていた。

 

写真(クリックで拡大)=通勤時のヘルメット着用を宣言する外国人技能実習生たち

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