白バイとパトカーで隊列　交通安全運動始まる

　秋の全国交通安全運動が始まった。福知山市交通対策協議会（会長・大橋一夫市長）は初日の21日朝、通勤通学時間帯に市内の6カ所で街頭啓発をした。これに合わせて、京都府警福知山署の白バイとパトカー8台が隊列を組んで各箇所をパトロールし、ドライバーや歩行者に交通安全を呼びかけた。

　同署によると、国道9号で発生した交通事故は8月末で23件。昨年同期の9件と比べて2・5倍に増えている。これを受け、街頭啓発とパトロールは6カ所のうち半分を国道9号沿いで実施した。

　初日朝、国道9号の広峯交差点での街頭啓発には、事務局の市職員と同署員の計6人が参加。「全席シートベルト」などと記されたハンドポップを車から見えるように掲げた。

　安全運動は30日まで。「京のみち　深まる秋と　思いやり」をスローガンに、歩行者の安全確保、交通事故の防止と飲酒運転の根絶、自転車のヘルメット着用などを重点項目として、さまざまな活動をする。

写真（クリックで拡大）＝街頭啓発とパトロールで交通安全を呼びかけた（21日午前7時50分ごろ、広峯交差点で）