国道9号の事故が突出し2倍に 脇見運転など多く

2023年12月12日 のニュース

 福知山市内の国道9号で起きた今年の交通事故が、前年比2倍の緊急事態となっている。市内全体での発生が減少する中での突出した多さで、京都府警福知山署(柴田享司署長)は、夜久野町高内の国道9号沿いで啓発活動を実施。漫然運転と脇見運転による追突が事故原因の大半を占めていて、ドライバーに注意を呼びかけた。

 市内の交通事故の発生総件数は、11月末現在で前年同月比7件減の72件となっている。ところが国道9号だけに絞ると同16件増の32件となっていて、このうち追突が原因のものが20件に上った。

 危機感を強める同署は、年末に向けて気ぜわしくなる時期を見て、国道9号の西の玄関口となる夜久野地域で9日、運転者に安全運転を訴える啓発活動に取り組んだ。

 福知山交通安全協会員、福知山地域交通安全活動推進委員、同署員の約20人が、警察官がいねむりパーキングスペースに誘導した車の運転手に、「国道9号で事故が多発しています。気を付けて下さい」と声を掛け、追突が多いことなどを書いた啓発チラシと茶を手渡した。警察は併せて速度違反などの取り締まりもして目を光らせた。

 同署の片岡伸夫交通課長は「国道9号は交通量が多い幹線道路ではありますが、漫然運転と脇見運転は一人ひとりが気を付ければ防げます。年の瀬に向けて今一度、ドライバーのみなさんには注意をお願いしたい」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=啓発チラシを手渡して注意を呼びかけた

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