創建500年を前に杉を植樹 三和の春日神社

2024年02月12日 のニュース

 京都府福知山市三和町高杉の春日神社(林秀俊宮司)が、2025年に創建500年を迎える。このことを記念し、同町大原の大原神社から譲り受けた杉の木を境内に植樹。この杉をシンボルとして、来年10月4日に予定する「創建500年祭」への機運を高めていく。

 春日神社は、中世の豪族・細見氏が統治する地域に建立された梅田七社の一つで、大永5年(1525)に創建。当初は梅田神社だったが、のちに春日神社に社名が変更されたとみられ、天児屋根命を祭っている。

 神社の大きな節目が迫るなか、昨年4月に500年祭実行委員会(清水喜代一代表、6人)を組織。月1回の会合を重ね、備品や装飾品の修繕などを決めた。500年祭の内容については、これから検討するという。

 植樹祭も実行委が企画した。杉は、大原神社近くのお旅所に根を張り、樹齢700年以上の神木・大杉の挿し木苗が境内で育ったもの。高さは7メートルほどあり、重機などを使って春日神社南側にあらかじめ移植し、8日に神事などをした。

 林宮司(67)のほか、神社総代の清水代表(73)と細見明さん(75)、実行委メンバー、地元自治会長ら9人が出席。本殿で祝詞や玉串奉てんなどをしたあと、植樹された杉の場所に移動し、スコップで順番に土をかぶせた。

 清水代表は「高杉自治会は現在26世帯と少なく、高齢化も進んでいますが、春日神社を中心にまとまりが強い集落です。創建500年を契機として、さらに絆を深めていきたい。植樹した杉は、ご神木、そして集落のシンボルとして、大切にしたい」と話している。

 

写真(クリックで拡大)=植樹した杉と林宮司ら

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