丹後和紙と丹波漆使った風鈴 外宮神社で涼やかな音
2024年07月12日 のニュース
京都府福知山市大江町天田内、元伊勢外宮豊受大神社(河田光稔宮司)の境内に、風鈴40個がつるされている。風を受ける短冊は地元大江町の丹後二俣紙(丹後和紙)を使い、風鈴本体には夜久野町の丹波漆で絵が描かれている。
外宮神社が福知山の伝統工芸を広く知ってもらおうと初めて企画した。7日に同神社で営んだ「風鈴七夕祭」で、参拝者らが短冊に「毎日笑顔で過ごせますように」などの願い事を書いた。漆の絵付けをしたのは福知山公立大学の学生で、星や花などを描いている。
「チリン、チリン」。風が吹くと一斉に涼し気な音色を響かせ、参拝者が足を止めて聴き入っている。
河田宮司(49)は「まだまだ暑い日が続きます。ぜひ参拝していただき、伝統工芸に触れながら、風鈴の音を聴いて涼しさを感じてもらえれば」と話している。
写真(クリックで拡大)=短冊は丹後二俣紙を使い、風鈴本体には夜久野町の丹波漆で絵付けされている(短冊の名前部分を加工しています)