待望の秋祭り、野花・大河森神社で6年ぶりの練り込み太鼓
2023年10月10日 のニュース
京都府福知山市内で、五穀豊穣を感謝し家内安全を祈る秋祭りが8、9両日催された。新型コロナウイルス禍で中断や規模縮小で長らく潜めていたにぎわいが復活。神輿が威勢よく巡行し、祭りばやしがこだまして各地に活気が戻った。
野花の大河森神社の秋祭りは8日に営まれた。3年に一度行う野花太鼓の練り込みはコロナ禍を挟んで6年ぶりの奉納。子どもたちも協力して太鼓屋台を引き、総勢100人の行列が地区内8組をぐるりと回って辻々で太鼓を打ち、見守る住民が目を細めた。
長い空白期間で、祭り全体の運営や太鼓の打ち手確保の課題を一つずつクリアして本番の日を迎えた。太鼓演奏は10カ所以上で行い、子ども神輿も出て集落に活気をもたらした。
梅田芳宏自治会長(64)は「これまで感染防止のため住民同士の交流そのものも減っていました。秋祭りでこんなに人が集まるのは久しぶりで感慨深いです」と話していた。
写真(クリックで拡大)=練り込み太鼓を披露した(大河森神社)