大江旧3小学校の利活用を 福知山市が民間事業者募る

2023年10月10日 のニュース

 京都府福知山市は、大江町の美河、有仁、美鈴の旧3小学校について、「民間提案制度」で、施設を活用したい事業者を来年3月29日まで募る。3校は1970年代に開校し、児童減少により統合して2021年3月に閉校した。提案は、地域コミュニティー活動や地域活性化に配慮しつつ、各地域のにぎわいが創出できることなどが条件になる。

 市は、地域住民の意向を踏まえた民間事業者による廃校活用を進めており、今回の募集もその一環。市内では、閉校した各地の旧小学校で複合スポーツ施設、キャンプ場、グループホームなどの利活用が始まっている。

 河守の旧美河小は敷地面積1万1473平方メートル。3階建ての校舎2棟があり、延べ床面積は1307平方メートルと1005平方メートル。1階建てで延べ床面積552平方メートルの体育館、運動場と屋外倉庫などもある。校舎、体育館は鉄筋コンクリート造。

 同町二俣の旧美鈴小は敷地面積9870平方メートル。2階建てで延べ床面積1586平方メートルの校舎、2階建て延べ床面積167平方メートルの寄宿舎、1階建てで延べ床面積552平方メートルの体育館がある。校舎、寄宿舎、体育館は鉄筋コンクリート造で、運動場、プール、屋外倉庫などもある。

 同町南有路の旧有仁小は敷地面積1万382平方メートル。2階建てで延べ床面積1754平方メートルの校舎と、1階建てで延べ床面積554平方メートルの体育館のほか、運動場、プール、屋外倉庫などがある。校舎、体育館は鉄筋コンクリート造。

 いずれも建物は無償、土地は有償で貸し付ける。基準となる年額賃料は約45万円~約158万円。契約期間は10年間となり、必要に応じて更新などができる。

 見学は3月15日まで、随時、受け付けている。担当する市資産活用課は「地域のご理解、ご協力を得ながら、民間事業者のアイデア、ノウハウを生かし、再びにぎわいを取り戻していきたい」と話している。

 問い合わせは同課、電話0773(24)7038まで。

 

写真(クリックで拡大)上から旧美河小、旧美鈴小、旧有仁小

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