広報ふくちやま、近畿市町村コンクールで最優秀

2023年12月08日 のニュース

 第35回近畿市町村広報紙コンクールで、京都府福知山市発行の「広報ふくちやま」10月号が最優秀賞に選ばれた。住民たちの伸びのびとした写真、地域への思いとともに夜久野町を特集。審査で「地域に密着し、親しまれる広報紙」として高い評価を得た。

 コンクールは1988年に始まり、広報紙制作に必要な技術、コツを伝えるセミナーの参加団体を対象に、ほぼ毎年開いている。10月の募集までに発行した自治体などの広報紙が対象で、今年は74件の応募があり、最優秀賞1点、優秀賞1席~3席各1点などを選んだ。市は19年に優良賞、21年と22年は優秀賞に選ばれている。

 「広報ふくちやま」は毎月1回、第1木曜日の発行。2年前から、秘書広報課の小谷美咲さん(27)が主に担当している。市政の正しい情報の発信、地元への愛着形成という2本柱を目標に、分かりやすいものを作ろうと試行錯誤。カメラとメモ帳を持って地域を走り回る。

 10月号の特集では、地域に入って住民と活動しながら、夜久野町直見で田んぼアートなどを手掛ける「居母山クラブ」の飯尾恒洋会長、やくの高原まつり実行委員の小田垣咲良さんを通じ、夜久野の魅力を伝えた。じかに触れ合った人々の熱い思いを伝える文章、何気ない場面を捉えた写真が読者を引き込んだ。

 特集以外の部分でも、イラストを活用したり、見出しだけでも情報が伝わりやすくなるように工夫したりと、日々改善を重ねている。

 小谷さんは「担当になった当初は文章や写真に苦手意識がありましたが、今は楽しくなりました。特に、この号で最優秀が取れてうれしい。協力頂いた人たちの力だと思います。今後は三和、大江をはじめ、さまざまな地域の人の熱量も広く発信していきたい」と笑顔を見せる。

 

写真(クリックで拡大)=10月号を持ち最優秀賞を喜ぶ小谷さん

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