レンジャー訓練終え7人帰還 陸自福知山
2023年12月02日 のニュース
京都府福知山市天田の陸上自衛隊福知山駐屯地(前野直樹司令)でこのほど、陸上自衛隊の中でも特に過酷とされるレンジャー養成訓練を終えた隊員たちの帰還式が行われた。21歳から25歳までの精鋭7人が厳しい訓練に耐え抜き、栄誉のレンジャー徽章を受けた。
訓練は8月下旬から始まり、サバイバル技術や戦闘術などを身に付け、重装備のまま山中にこもるなどして、体力と精神力を養ってきた。
集大成となる最終訓練は、府北部の丹後半島から駐屯地までの山岳地帯約90キロを4夜5日で踏破した。
帰還式では、7人の隊員が一列になって行進し、他の隊員や家族らから大きな拍手を浴びた。このあと前野司令からレンジャー徽章を受けた。
前野司令は「訓練を終えることができたのは、自分の力だけではなく、多くの人たちの導きと協力があったからこそで、感謝してもらいたい。体を回復させ、みずからが道筋を付け、自己革新を図り続けてほしい」と訓示した。
隊員の一人は「みなさんのおかげで徽章をいただけることができました。今後、部隊にしっかりとお返しできるようにしたい」と話していた。
写真(クリックで拡大)=駐屯地に帰還し、行進する隊員たち