紅葉楽しみながら体操　醍醐寺でお年寄りたち

　京都府福知山市猪崎の醍醐寺（一常宗観住職）で8日、地区のふれあいいきいきサロンが開かれた。地区内の65歳以上の高齢者ら約30人が参加し、青空の広がる境内で体操などに取り組み、リフレッシュした。

　サロンは地区の民生児童委員の塩見明実さん、衣川伊都子さんが中心になって運営している。月に1回、地区内の公民館などで開いているが、新鮮な空気と色付き始めたモミジを楽しんでもらおうと、一常住職の協力を得て同寺での開催を企画した。

　初めに、境内にいすを並べ、座った状態で無理なく運動ができる「貯筋体操」を、市が派遣する体操指導員に教わって実践。足首や手指をしっかりと動かした。運動後は、参加者によるアコーディオンの演奏、一常住職の法話に耳を傾け、最後は民生委員らのボランティアが用意した抹茶を味わった。

　塩見さんは「いつもと違う空気の中で、参加された人が楽しんでくれればうれしいです」と話していた。

写真（クリックで拡大）＝青空の下で貯筋体操をした